CROSS TALK

2019年度・2020年度に入社した若手の機械、電気、情報系のエンジニア社員6名によるフリートークです。クオリカプスに入社した決め手は? 仕事のやりがいは?など、就職活動中の学生さんなら、だれもが気になることについて語ってもらいました。

PROFILE

[2019年卒]

Yuuki Takahira

機械開発生産本部
製造技術部(機械製作)
生産機械システム技術科卒

Shinji Amano

機械開発生産本部
開発部(機械開発)
物質創成科学研究科 物質創成科学専攻修了

Takumi Ogata

機械開発生産本部
製造技術部(機械設計)
機械制御工学科卒

Shohei Kanazawa

機械開発生産本部
製造技術部(電気設計)
工学部 電気電子工学科卒

[2020年卒]

Masanobu Yoshida

機械開発生産本部
製造技術部(ソフト設計)
工学研究科 機械工学専攻修了

Seita Yagi

機械開発生産本部
開発部(ソフト開発)
先端科学技術研究科 情報科学領域修了

Talk 01

クオリカプスとの出会い、
入社の決め手は?

髙比良私は機械系出身ですが、入社して製剤関連機器の生産管理を担当しています。ここに集まった皆さんは、そもそもクオリカプスのことを知っていましたか? 私は学内で開催された合同説明会で初めて知りました。産業装置メーカーが多かった中、「製剤関連機器メーカーとして人の役に立つ仕事ができる」というキャッチフレーズに引きよせられました(笑)。

天野私もまったく知りませんでした。ものづくりの工程に幅広く関わる仕事がしたいと思って調べていた時、偶然クオリカプスがヒットしたのがキッカケです。国内で唯一のUVレーザによるマーキング装置を扱っていることを知って、自分でも手がけてみたいと思いました。

金澤私は、知人からの紹介です。まず医薬品関連の企業ということで「社会に必須の製品を扱っている」ことに関心を持ったのと、実際にものづくりに深く関われると思ったことで入社を決めました。

緒方私も研究室の先輩からの紹介で知りました。私の出身校ではクオリカプスは意外と有名です……(笑)。地元奈良で、医薬品製剤関連機器とハードカプセルを作っているという特徴がある企業で。それと、学校の先生と先輩社員の方から、「開発・設計・サービスと機械に関して横断的に仕事ができる」と聞き、エンジニアとして成長できると思ったからです。 八木さん、吉田さんはどうですか?

八木私も金澤さん、緒方さんと同じく紹介で知りました。キャリアセンターで「大学の先輩が活躍している」と教えてもらい、県のしごとiセンターの方からの推薦もありました。私自身も奈良で働きたいと思っていたこともあって、詳しく調べ始めました。

吉田皆さんとちょっと違っていて、私は就職エージェントからの紹介でインターンシップに参加したことが出会いです。本当は大阪の企業を志望していたのですが、紹介リストに一社だけ奈良の会社があって……(笑)。最初は「志望条件と違う!」と思ったのですが、「何だか珍しい企業だな」と思い、参加したのがきっかけです。インターンシップに参加すると先輩社員と採用担当の方の仲がとても良く、雰囲気の良い会社だと思い、また業務内容を聞くと「エンジニアとしても成長できる」と思い、クオリカプスに決めました。どこにどんなご縁があるかわかりませんね(笑)。

Talk 02

入社前と入社後で
会社の印象は変わった?

髙比良2020年に入社された八木さん、吉田さんは、すぐにコロナ禍に直面して、この一年間たいへんだったのでは?

八木入社した当初は不安でしたが、先輩方が親身になってサポートしてくれたので、意外と問題なく業務に就けています。現在、ハードカプセルの品質をチェックするセンサー関係のプログラム開発に関わっていて、ソフトウェア技術者としてのキャリアを歩んでいます。他にも、光学系デバイスの試験なども担当できているので、仕事の幅が広いなと感じています。

吉田私は入社前後でのギャップは特にありません。わからないことは部署内の方々はもちろん、異なる部署の人でも丁寧に教えてくれますし、皆さん本当に親切です。それと、中途採用の方が多いためか、固定観念に縛られることがないです。新人の意見に対しても、いきなりダメ出しすることはなく、「じゃあ試してみて!」と言われるので、「面白くていい会社だなあ」と思っています。

髙比良それは私も感じますね。自分の意見を率直に言えるし、耳を傾けてくれる先輩方に恵まれています。

天野大学は機械工学だったのですが、大学院では物理化学分野の研究をしていたので、機械工学は縁遠くなっていました。入社してやっていけるのか心配でしたが、先輩社員が業務について丁寧に指導してくれたので、「いい会社だなあ」と私も感じています。

金澤確かに、入社前に抱いた印象そのままの会社ですね。

緒方クオリカプスは「ハードカプセルを作るメーカー」というイメージが私は強かったのですが、入社してみて「製剤関連機器も強いこと」を実感しました。「ハードカプセルと製剤関連機器の両方で活躍している」という、いい意味でのギャップがありました。

Talk 03

仕事のやりがいは?

天野エンジニアとして成長する上で、入社して数年間の取り組みが肝心だと思うのですが、皆さんはどうですか? 私はCO2レーザなどの要素技術の開発を手がけているのですが、スケジュール管理など仕事の進め方を任せてくれる点がいいなと感じています。もちろんその分、開発の日程をしっかり守らないといけない責任もあります。また、新たな要素技術の開発は簡単ではありませんが、自分が立てた仮説をもとに設計したものが想定通り動いたときはうれしいですね。

金澤装置制御のプログラム開発をしている私は、現在は制御パネルの操作性を向上させるなど、既存のプログラムの改良に注力しています。上司から「アイデアは遠慮なく出して! より良い物を作っていこう!」と励まされており、仕事が楽しいと実感しています。

八木金澤さんとは領域が異なりますが、私も制御系のプログラムの開発を担当しています。まだモジュールの一部品しか関わっていませんが、先輩の指導を受けながら、任された箇所の開発について構想から実装、納品までをやり切ることができ、達成感が大きいです。若いうちから仕事を任せて、育てようという先輩方の思いを感じます。

吉田同じソフトウェアでも、私が手がけているのは業務用アプリです。機材管理をはじめ、仕事の効率化・省力化に役立つアプリの開発を進めています。この前は入社1年目である私のアイデアが取り入れられたアプリを開発することができました。管理職が多数出席する会議の場で、完成したアプリについてプレゼンする機会をいただき、大汗をかきながら発表しましたよ(笑)。

緒方吉田さんのように、「やる気と努力次第」で早くからチャレンジさせてくれる会社だというのは、間違いないです。私は、自ら設計した装置が現物として完成し、機能を果たしたときは本当にうれしかったです。完成した装置の調整を経て、現地への引渡しまで関われる点も、やりがいの一つですね。

髙比良私は生産管理なので、自らの手で何かをつくるわけではないですが、現場の人たちと協力し合ってより良い製品づくりに汗をかくのは楽しいものです。部品の状態から始まって、完成品までの工程をすべて目の当たりにできるのは生産管理ならではの仕事の魅力です。

Talk 04

これから先、
めざしていく目標とは?

金澤科学技術が劇的に進歩する中、クオリカプスはグローバル市場を視野に入れた競争力をさらに高めていかないといけないなと感じています。そのためには、メーカーとしてはもちろん、私自身も自分にしかできない仕事を身に付けたいと思っています。現在は装置の電気制御や装置制御のプログラムの業務経験をひたすら積むとともに、先進技術についても勉強中です。

八木私はまず、「プログラミング」と「産業用カメラ」、二つの分野でプロフェッショナルとなることです。技術の引き出しを一つでも多く持ち、いずれは新たな機械を開発する際、ソフトウェアの提案ができるエンジニアをめざしていきます。

吉田私も幅広い観点からソフトウェア開発ができるエンジニアをめざしていきたいです。機械や電気の分野にも精通することで、製品開発をリードできる存在になりたいですね。そして、新規の開発プロジェクトが始動する時には「吉田が不可欠だ」と言ってもらえたらうれしいです。

緒方機械設計の担当として、お客様に寄り添ったものづくりができるエンジニアとなることが私の夢です。そのためには、専門知識を学ぶだけでなく、お客様とのコミュニケーションも大切にしたいなと考えています。

天野この一年、出張ができない状況が続きましたが、まず私は海外出張を経験したいですね。近々、ドイツのお客様の案件が予定されているので、しっかり準備します。また、先々の目標としては、「この分野は天野に任せれば大丈夫」と言われるようなエンジニアになりたいです。得意分野を活かして要素技術の開発をさらに進めて、新製品に次々に搭載されることを夢見ています。

髙比良皆さん、将来に向けて着々と進んでいますね。私は生産管理の現場業務を上司から徐々に引き継いでいる状況です。今後は品質や生産性のさらなる向上だけでなく、お客様先での機械の調整などにも挑戦したいので、必要な資格の取得などを積極的に進めていこうと考えています。

Talk 05

学生の皆さんへの
メッセージ

八木学生の方たちには、自分の中で「ここは譲れない」という軸を最初に決めておくといいと思います。会社選びがしやすくなる上に、就職活動を終えたときの納得感も得やすくなるはず。就職は人生のターニングポイントの一つであり、自分がどうなりたいかを時間をかけて悩むこととも大事だと考えます。

吉田私は9年間の学業で機械科に所属していましたが、入社後、上司、先輩に相談し、思い切ってソフトウェア系の分野に挑戦してみました。この判断で、自分の視野も可能性も大きく広がったと思っています。皆さんも自分の専攻や経歴にとらわれず、やりたいことや興味を持てることを最優先に考え、就職活動を行っていただきたいです。その結果として、クオリカプスを志望していただけると、とてもうれしく思います。

金澤私はクオリカプスのことを「職種を問わず成長できる場面が多い会社」だと感じています。しかも新しいことへの挑戦も楽しみやすい職場です。ぜひ先輩方の話を聞いて、当社の雰囲気を感じてみてください。

緒方クオリカプスでの仕事は、大変なことがある一方で、やりきった時の達成感は人一倍あります。機械の設計から始まり、組立・調整・納品。そしてお客様のサポートなど、仕事の幅は本当に広いと思います。決まり切った業務の繰り返しはなく、仕事に飽きるといったことは全くありません。機械の組立てや設計に興味のある方にはぴったりだと思いますよ。

髙比良就職活動中はつらいことが多いと思いますが、自分に合った企業を見つけるようにがんばってください。入社した後に「思っていた会社と違う」ということがないよう、まずは自分のやりたいことを明確することが大事だと思います。

天野皆さんは、いくつもの企業を精査し、エントリーを行い、結果に一喜一憂し、心身ともに疲弊することが多いと思います。ただ、これからの時代、生涯を一社に捧げることは少なくなっていくでしょう。もしかしたら、あなたが第一志望にしていた企業は、入社後望んでいたような企業ではないと気づくかもしれません。企業ブランドだけに惑わされるのではなく、自分が本当にやりたいことのできる企業を探してください。