検出技術を高度化する
新機能開発へのあくなき挑戦。
画像技術
吉元 直樹
Naoki Yoshimoto
機械開発生産本部 開発部
2013年入社 工学研究科 電気工学専攻修了

画像技術を用いて
錠剤の割線を検出する。

レーザ印刷機・インクジェット印刷機の割線検出用カメラと外観検査装置のセットアップおよび調整、メンテナンス業務、当該装置の機能改善や新機能開発業務に携わっています。割線(かっせん)とは、錠剤を分割して服用する際に用いられる切れ目のことです。私は入社してまず、この割線の検出が困難な錠剤の検出方法を検討する仕事を任されました。

切れ目が浅く、まだら模様があり、割線の検出が困難な錠剤だったのですが、私が考えあぐねていると、周りの先輩方が、いろいろな解決方法を示唆してくれました。無事、検出方法を見つけ出すことができたのですが、入社間もない私に重要な仕事を任せていただき、私の意見を受け止め、真剣に相談に乗ってもらえたことが嬉しかったですね。

多岐にわたる業務の中から
開発に向けた発想を得る。

日々の業務は、社内や顧客先での、割線検出用カメラ・外観検査装置の組み付け、カメラの位置や角度の調整、割線や外観検査を検出するためのパラメーター調整等といった仕事が主になります。そうした業務の中で、立ち上げをよりスムーズにするための改善手法や、お客様の生の声からニーズを満たす新機能を考え、検討し、開発に活かしていきたいと思っています。

新機能の開発では、お客様からのニーズが高かった割線検出と外観検査を両立する装置の開発を中心として進めたことが印象に残っています。割線を外観上の凹み(不良)と認識してしまう従来の検査システムを刷新し、割線検出と外観検査を同時に処理できる装置を開発。先日、その機能を搭載した初号機の納入にも立ち会ってきました。普段の多忙な業務の中で開発の時間をつくり出すことは大変ですが、日々の仕事の効率化を最大限図りながら、お客様にとって意義ある新たな機能の開発に注力していきたいと努めています。

08:30

メールチェック

09:00

出荷機の資料作成及び調整

12:10

昼食&休憩

12:55

調整作業の進め方、機能改善について打ち合わせ

14:00

出荷機の資料作成及び調整

18:00

納入済み機械の追加錠剤品目に対する検討

19:30

帰宅

自分の時間は自分でつくる。その試みは、
チームで仕事をする時にも役立っています。

私が最もやりたいことは開発をすること。そのために、自分で時間をつくることができるようにしています。そのために仕事を効率的にするようにしているのですが、業務の効率化はチームとして仕事をする上でも役立っていると思います。機械の調整をチームでする際、全体の優先順位を考えながら平行して作業ができるよう連携を図ったり、仕事上の課題を要点にまとめ伝達することで迅速な処理につながるようにしています。連携を図ることで短納期での対応も可能になりますし、時短を図ることでチーム内の時間の有効活用ができるようになっていると思います。